2000年6月24日(日)
報道関係各位2001ITUデュアスロン世界選手権リミニ大会日本代表選考会 第6回FUKUI若狭路サーキットデュアスロン レース速報 開催日:2001年6月24日(日) 競技距離:第1ラン5km、バイク42km、第2ラン5km (日本選手権はバイク競技のドラフティング許可) 主 催:若狭路サーキットデュアスロン大会実行委員会・福井テレビ・(社)日本トライアスロン連合(JTU) 共 催:嶺南地域交流推進協議会(関西電力・日本原電・サイクル機構・(社)若狭湾観光連盟) 主 管:福井県トライアスロン協会 優勝は女子が松本晴美(岡山県協会)、男子が高橋泰夫(岡山県協会) 第1回日本デュアスロン選手権若狭路大会が6月24日(日)、福井県小浜市・名田庄村周辺の特設コースで小雨まじりの天候の中、行われた。 2001ITUデュアスロン世界選手権日本代表選考会に指定された今大会に、(社)日本トライアスロン連合(JTU)強化指定選手、JTU加盟団体推薦選手が代表枠をねらい22名が出場し、白熱したレースが展開された。 男子は、JTU加盟団体推薦で出場した高橋泰夫(岡山県協会)が優勝。2位にはバイクで追い上げた斎藤 功(埼玉県連合)が入った。優勝候補の一人であった山口 崇(京都府協会)はバイク競技の転倒で遅れをとり3位。4位に佐藤 光(三重県協会)、5位に田村 毅(栃木県協会)が入賞した。 女子のレースは、松本晴美(岡山県協会)が実力を遺憾なく発揮し、栄えある第1回日本選手権のチャンピオンに輝いた。2位にはナデール・グレッグ(埼玉県連合)、3位に塩野絵美(日本大学)が入った。 このレースの結果を受けて、上位成績選手に9月14〜16日にイタリアのリミニで行われるITUデュアスロン世界選手権への出場権利を獲得した。 【女子】松本晴美、第1回日本選手権を第1人者の貫禄で優勝を飾る! 5kmの第1ランを僅差の2位でフィニッシュした松本は、小雨で路面の濡れたバイク競技序盤でナデール・グレッグ(埼玉県連合)に追いつくと、後半の下り坂で引き離した。 第2ランに入っても松本の勢いは衰えず、後方の差を保ちながら堂々のフィニッシュで勝利を飾った。 松本は「ロングディスタンス競技が得意なのでこの距離で優勝できるか分からなかった。バイクの序盤でグレッグ選手に追いついて先頭交代をすることができ、後半の山岳コースに余裕を持って臨めたことが勝利につながった。10月に小松で行われる日本ロングディスタンスデュアスロン選手権も狙いたい」と語った。 【男子】伏兵の高橋泰夫、歓喜の日本選手権優勝! 第1ランは、優勝候補の山口崇(京都府協会)、菊地次郎(山形大学)と高橋泰夫(岡山県協会)が集団でフィニッシュ。20秒遅れて、井久保政徳(京都府協会)と佐藤 光(三重県協会)がバイク競技に突入した。ドラフティング許可のバイク競技前半は平坦路で3人は集団を形成して後続を引き離しにかかる。後半の山岳コースにさしかかった35km地点の下りで山口が転倒、すぐさま復帰するがトップ集団より取り残される。続いて2つ目の下り坂で菊地も転倒するが、このときバイクを破損、やむなくDNF(Did Not Finish)となった。バイクフィニッシュには高橋が単独で入り、15秒後にバイクに強い斎藤 功(埼玉県連合)が追い上げてきた。落車した山口は、トップより2分遅れの3位。 トップの高橋は第2ランでも快調に走りつづけ、追い上げた斎藤との差を再び広げて歓喜のフィニッシュ。記念すべき第1回日本選手権の優勝を独走で飾った。 2位には山口の追い上げをかわした斎藤がそのままフィニッシュ、山口は転倒のケガをものともせず元気に3位で競技を終えた。 優勝した高橋は、「暑いのが苦手なので、今日の天候には助けられた。マウンテンバイクをやっているので下りのテクニックには自信があった。第2ランのおり返しで後方の差を確認したときに勝利を確信した」と語った。 規定に基づき、この大会の上位入賞選手にデュアスロン世界選手権リミニ大会の出場資格が与えられた(代表選手の確定については後日告知)。 また日本選手権と併せて、第6回FUKUI若狭路サーキットデュアスロンが参加選手428名でおこなわれ、それぞれの想いで若狭路のコースを駆け抜けた。若狭路サーキットデュアスロンの上位優秀選手にはデュアスロン世界選手権エイジグループでの日本代表の参加資格が与えられた(代表選手の確定については後日告知)。 日本選手権 女子上位成績
日本選手権 男子上位成績
〔気象状況〕午前8時現在 天気:雨ときどき曇り 気温:21.5℃ 風向・風速 南東・2.0m/sec 完走選手 日本選手権 21名(男子17名・女子4名) 一般の部(若狭路サーキット) 377名(男子339名・女子38名) |