1.目的
この制度は、第29回オリンピック競技北京大会で実施されるトライアスロン競技の
日本代表として参加可能で、かつメダル獲得を狙える“勝てる”選手を強化本部が
推薦し、「ナショナルチーム選手」として本会が認定し、その自覚を促すとともに効
果的な強化活動及び広報活動の展開を図ることを目的とする。
2.事業
ナショナルチーム選手の効果的な強化活動の展開を図るため、下記の事業を実
施する。
2-1)ナショナルチーム選手の国際競技力の向上を図るため、海外遠征、国内外の
合同強化合宿(シーズン中を除き参加義務、学生の参加は所属校と調整)ならび
に個別強化合宿等を実施する。
2-2)ナショナルチーム選手の日常の健康と体力を管理するため、定期的に健康
診断
・体力測定等を実施する。
2-3)ナショナルチーム選手の強化活動に必要な所属先の連携を図るため、ナショ
ナルチーム体制を整備しマネージャー1名、アシスタントマネージャー1名、広報
担当者をナショナルチームスタッフとして認定する。さらに、当該選手のコーチ
(スタッフ)数名を担当スタッフとして認定する。また、ナショナルチーム選手が希
望するコーチングスタッフ、マネジメントスタッフ、情報
・戦略スタッフ、医・科学スタッフなどを強化本部が支援する。
2-4)その他ナショナルチーム選手の強化及び広報のために必要な諸事業を実施
する。
3.ナショナルチーム選手の認定基準
強化本部が推薦した選手をナショナルチーム選手として認定する。その基準
は、下記の二つの条件を満たした場合とする。
3-1)強化本部が、オリンピック競技北京大会の候補選手として推薦したメダル獲得
可能な選手をエリートとして認定する。(※別途、ランクを設定)
3-2)強化本部がオリンピック競技北京大会の候補選手として推薦した将来特に有望
であると認めた23歳以下の選手をホープとして認定(※別途、ランクを設定する)。
3-3)ナショナルチーム選手はエリート(男子選手1〜6名、女子選手1〜6名)、ホープ
(男子選手0〜2名、女子選手0〜2名)とし、男子
・女子いずれも最大6名を認定する。
4.ナショナルチーム選手・ナショナルチームスタッフ・担当スタッフの認定ナショナル選
手、ナショナルスタッフ、担当スタッフともに本会が認定し委嘱する。その期間はいず
れも当該前年の12月1日から当該年の11月31日までの1年間を原則とする。ただし、
この期間中であってもナショナルチーム選手としての成果・品格が評価され、昇格、降
格ならびに資格解除の対象となる場合がある。
なお、ナショナルチーム選手から希望のあった場合は、選手所属先に、強化活動が
円滑に行えるよう協力を依頼する。
5.ユニフォーム着用義務と対価
ナショナル選手の効果的な強化活動及び広報活動の展開を図るため、公式な活動に
おいては、指定ユニフォームを着用する。これらについては、別途契約により対価を
決定する。
(ユニフォーム規定:巻末参照)
6. 指定大会と大会参加資格
6-1) 強化本部と選手との調整の元、ナショナルチームの戦略を持って参加・不参加を
決定する場合がある。
6-2)指定ワールドカップ大会は、ナショナルチーム派遣とする。参加選手は、派遣規定を
順守すること。
6-3)指定ワールドカップ大会以外のワールドカップ大会においてもナショナルチーム派遣
を行う場合は、同様の派遣規定を順守すること。
6-4)ナショナルチームに選出され、何らかの事由によりその認定を辞退した選手は、
同様にオリンピック競技会、世界選手権、アジア選手権、アジア大会への出場資格に
ついての辞退とみなす。
7.その他
前記各項に該当しない例が生じた場合は、別途協議し、適切な処置をとることとする。
以上
<ユニフォーム規定>
@アジア、世界選手権、アジア大会については、2005年までのナショナルチーム対応
とする。
A指定ワールドカップ大会については、次のとおりとする。
・競技用ウェア:各自(提供を希望する場合は支給します)
表示は、
Aスペース(縦10cm、横15cm)のうち
@上部(縦5cm、横15cm)にナショナルチームスポンサー(1社=NTT)
A下部(縦5cm、横15cm)にパーソナルスポンサー(2社まで)
※@AでAスペースをシェアすることで、ナショナルチームスポンサーとパーソナル
スポンサーとの融合を図る。
※BからEスペースは、JTU規定に準じたパーソナルスポンサーとする。
・公式ウェア(ポロ、Tシャツ、アウター)については、2006年度はメーカー名
無しのものにナショナルチームスポンサー(NTT/JAL等)を印刷もしくは貼
付した物を支給する。
(合同強化合宿時、合同行動の際も同様)
・パーソナルスポンサーのワッペン貼付は、スペースと大きさについては、別途の相
談事項とする。(個別合宿時は、取材時のアウターウェアは、個々の契約ウェアにナ
ショナルチームスポンサーのワッペンを貼付予定。トレーニングウェアは自由)
B日本選手権に関しては、別途調整を行い、選手の所属先やスポンサーとナショナル
チームスポンサーの融合を図る。
Cナショナルチーム選手以外の強化指定選手については、従来通り国内ワールドカッ
プではNTTの貼付、海外自費参加のワールドカップについては自由とする。(NTT/
JALの支援による派遣大会は貼付) 以上
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