1.目的
この制度により、第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)トライアスロン競技での入賞・メダル獲得を狙える選手を「ナショナルチーム選手」として強化チームが推薦し理事会が認定する。これにより、ナショナルチーム選手の自覚を促し、効果的な強化活動そして広報活動を促進する。
2.事業
ナショナルチームの効果的な強化活動の展開を図るため、次の事業を行う。
2-1)
ナショナルチーム選手の国際競技力向上を図るため、指定大会への派遣、国内外の合同強化合宿(体力測定含む)ならびに個別強化合宿等を実施する。
2-2)
ナショナルチーム選手の強化活動に必要な選手所属先との連携を図るため、ナショナルチーム体制を整備し、監督1名、マネージャー1名、U23/ジュニア監 督1名(U23/ジュニアは別体制を整備)をスタッフとして認定する。さらに、当該選手のコーチ(スタッフ)数名を担当スタッフとして認定する。また、ナショナルチーム選手が希望するコーチングスタッフ、マネジメントスタッフ、情報・戦略スタッフ、医・科学スタッフなどを支援する。
2-3)
その他ナショナルチーム選手の強化及び広報のために必要な事業を行う。
3.ナショナルチーム選手の認定基準
第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)で、メダル獲得もしくは8位以内入賞が期待できる選手をナショナルチーム選手として認定する。
その基準は、下記の二つの条件を満たした場合とし、男女いずれも最大6名を基本として認定する。
3-1)評価対象
世界選手権シリーズ(グランドファイナル含む)とランキング
*「JOC派遣の国際総合大会」の評価は、別に審議する。
3-2)期間
認定開始1年前から新規認定前日迄の1年間の成績基準。(ITU世界選手権シリーズ3位以内の成績は、認定開始2年前から新規認定前日迄の2年間を評価期間とする。)
3-3)認定
《ナショナルチームA代表》JTUエリート強化S指定から選考
《ナショナルチームB代表》JTUエリート強化A指定から選考
[4]ナショナルチーム選手・スタッフ・担当スタッフの認定
ナショナルチーム選手、スタッフ、担当スタッフともに理事会が認定し委嘱(任期は原則1年間)する。ただし、認定期間中であってもナショナルチーム選手としての成果・品格が評価され、昇格・降格・資格解除の対象となる場合がある。
なお、強化活動が円滑に行えるよう、選手からの要請に応じ所属先に協力を依頼する。
[5]ユニフォーム着用
ナショナルチーム選手の効果的な強化活動及び広報活動のために、公式活動においては、指定ユニフォームを着用する(別途、規定)。
[6]その他
前記各項に該当しない状況が生じた場合、別途協議し適切な対応を行う。
資料
2011年JTUトライアスロン・ナショナルチーム選手制度(発表)/2010年12月1日
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